社員コラム『映画の話』

最近、鑑賞した映画の話です。
タイトルは「ミセス・ノイズィ」

2020年に公開された少しばかり
マニアックな映画です

こちらの映画は世間を騒がせた
ある事件がモチーフとなっております。

詳しく話してしまうと
ネタバレになってしまうのですが
この映画の原点に置きたかったテーマは
“物事は、見る角度によって見える景色が違う。
人も別の角度から見ると悪人にも善人にもなる”
であると監督は語っております。

映画冒頭の30分間はいわゆる
被害者である家族の視点で物語は進みます。

そこでは被害者家族に同情をしてしまい、
胸が切なくなるような展開が繰り広げられております。
そして、急に画面が切り替わり、
いわゆる加害者とされた人の目線での
物語が描かれます。ここがミソです。

その両方の視点見た後に、
また改めて冒頭で同情をして胸が切なくなった映像を
映画は映しだします。すると、何が善で何が悪なのか
頭が少し混乱をしてしまうのです。

「物事には事実は一つだとしても真実は人の数だけある」
という、どこかで聞いたことのある言葉が頭をよぎりました。

この映画に出会った自分の教訓としましては、
仕事においても、プライベートにおいても、
このようなことは実は当たり前に起きていているという事実です。
そんなことに改めて気が付かされました。
“相手の立場で物事を考える”という言葉では
少し弱いのですが、それを普段から
想像できる人間になることで、より一つ
人に好まれ、求められる人間になれるのではないかと
自分は思いました。

余談ではありますが、昨日、
自分の父と2歳の娘と銭湯へ行きました。

そこで、父が自分の娘の頭を洗いながら「懐かしいなぁ」と
微笑んでおりました。

その光景を見た自分は映画の話とは若干異なるのですが、

今まで自分は「子育て」という出来事の
“子供側”だったのだなぁと思いました。

これからは「親側の視点」でこれからのストーリーを
進めることに、改めて少しの緊張と、
大きな期待が込み上げてきた出来事でした。

少し話がずれてしまいましたが、
ミセス・ノイズィはネットフリックスにて
視聴ができますので、ご興味ある方はぜひ見て頂ければ幸いです。

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