社員コラム『食料自給率を上げるためにできること』

今日は「食料自給率を上げるためにできること」について共有させ
て頂きます。
2022年に入り物価の上昇が止まりません。この原因は「燃料・資源
価格の高騰」と、「円安による輸入コストの増加」といわれていま
すが、背景にはコロナ終息による経済再開やロシアのウクライナ侵
攻という問題が拍車をかけています。この不安定な状況下で「日本
の食料安全保障」という問題もクローズアップされており、食料自
給率を上げるために自分ができることは何かを調べてみました。
ほとんどの先進国は高い自給率を堅持しており、カロリーベースで
カナダは200%を越え、フランス130%、アメリカは120%台、イギ
リス70%。日本は2021年度38%と先進国のなかでの最低水準と知識
としてはありましたが、後回しにできない状況となってしまいました。
農林水産省のホームページにある食料自給率アップのための5つの
アクションには、
1、今が旬の食べ物を選びましょう
2、地元でとれる食材を日々の食事にいかしましょう
3、ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を
心がけましょう
4、食べ残しを減らしましょう
5、自給率向上を図るさまざまな取り組みを知り、試し、応援しま
しょう
とあります。もっと速攻性があり実感が得られる具体策が必要に感
じます。
62年前の1960年、日本の食料自給率は79%もありました。やはり自
給率がここまで下がった一番の要因は米の自給から小麦の輸入によ
る洋食文化の侵食が一番の原因と考えられます。
今日からすぐに実践できる自給率を上げるためにできることは、
日々の買い物を見直すことです。買い物は商品に対して「これがほ
しい」と投票しているようなものです。 売れる商品は市場で生き
残り、売れないものは消えていきます。つまり、消費者の商品の選
択(=買い物による投票)が、市場に出回る商品を決定しているこ
とを多くの人が理解すれば国産を選ぶことで日本の食料自給率改善
に必ず繋がると思います。そして我々はパッケージを通じてその一
役を担える責任のある立場でもあるということも理解する必要があ
ると思います。
さっそく今日のお昼はハンバーガーからおにぎりに変えてみてはい
かがでしょうか。

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