社員コラム「ちょっと凝っているもの」

12月に入り今年も残すところ一か月を切りました。人のインフルエ
ンザの流行のみならず鳥インフルエンザの発生ニュースも増えてき
ました。
昨年のこの時期くらいから鳥インフルエンザ発生にともなう、鶏の
大量殺処分で発生した「エッグショック」は記憶に新しいと思いま
す。
それで今日は「たまご」の話をさせていただきます。皆さんも日
常の中でかなりの量を食べているかと思います。私事ですがここ2
~3年くらい平飼いたまごに凝っていて各地の平飼いたまごを買っ
て食べるようにしています。それまでは特売で売られている当時は
1パック98円とかの商品を買っていましたが、ケージに押し込めら
れて一生を産卵機械のように扱われる鶏のたまごって・・とその在
り方に疑問を抱くようになったのがきっかけです。広く「アニマル
ウェルフェア」という概念です。言葉そのままに「動物愛護」とな
るのですが、動物たちが適切なケアと尊重を受け、生理的・行動学
的なニーズが満たされる状態を指します。平飼いの養鶏場では広い
スペースを自由に歩き回れる環境で飼育され、草や虫をついばんだ
り羽ばたいたりできるのびのびとした飼育方法をしているところが
あり、鶏にとってストレスが軽減され病気も少なくなると言われて
います。このような飼育環境でのたまごは、栄養価が高いと言われ
ておりオメガ3脂肪酸やビタミン類の増加と関連しているそうで
す。もちろん味についても飼料によって変わってきますので養鶏場
によってそれぞれ風味がことなるのも特徴です。
ひとつのたまご。見た目はそんな違いはありませんが、大量生産
の工業的なたまご、大切に平飼いで育てられた鶏のたまご。外見だ
けでは判断つかない価値を考えさせられた事例でした。

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