私は映画を見たり、ゲームをしたりすることが結構好きなのですが、洋画や洋ゲーに偏っているので英語を聞くことが最近多いなと思っています。
もちろん聞いただけで意味が分かればいいのですがそんなはずもなく、なんとなく単語がわかったりする程度なので字幕をつけて楽しんでいます。
そんな中とあるゲームを遊んでいる際、諸事情で虫が肉の代用品になっている設定なのですが、「本物の肉に”肉薄”する必要がある」という文が出てきました。
一見するとタダの肉とかけたダジャレなのですが、翻訳前の文章が気になり調べてみることにしました。
原文は「beef up(強化する)」という「牛肉」を意味する単語を使ったイディオムが使われており、英語で表現されたジョークのニュアンスを、日本語訳する際に最適な「肉薄」という語を選択して翻訳されていることにかなり感動を覚えました。
直訳では出せない微妙なニュアンスを、見事に表現した翻訳だなと思いました。
実際私たちがパッケージを企画する際、高い割合で英語を用いることがあります。
品名部分や輸出向け商品などで英語を使用する際、AIや翻訳ソフトに投げて完結させることがほとんどかと思いますが、特に品名部分など、あえて自分なりのオリジナリティを出して翻訳してみるのも面白いのではないかと思いました。
インバウンド需要が高まる昨今、外国人の方にも商品を手に取ってもらうには、ちょっとした英語など細かい部分に気を配る必要があるのではと感じます。
そのためにも、少しずつですが英語も含めいろんなことを勉強していきたいと思います。